
秋に完工予定のおうち作りを進めている方へ、
一級建築士の視点で注意すべきポイント3選 をご紹介します(^^)
秋の完成は工事が進めやすい反面、引き渡し後に迎える「冬の住み心地」に直結するため、専門的なチェックが必要です。
🔹 1. 断熱性能は“Ua値”や“窓の性能値”で確認!
冬に快適に暮らすためには「体感温度」に大きな影響を与える断熱性能がカギ。
👉 Ua値(外皮平均熱貫流率) をチェックし、長期的に光熱費を抑えられる仕様か確認しましょう。
👉 特に窓は熱損失の大部分を占めるため、樹脂サッシ+Low-E複層ガラス を採用することで冬の寒さ対策に直結します。
🔹 2. 外構工事は“雨水排水計画”まで考慮!
秋は台風や秋雨前線で雨が続くことも。外構が未整備だと水はけが悪く、泥はねや基礎周りの劣化につながります。
👉 駐車場やアプローチをつくる際には、透水性舗装や雨水マスの位置もあわせて計画。
👉 完工が冬に近づく場合は、コンクリート打設の乾燥期間(気温依存)も考慮してスケジュールを調整することが大切です。
🔹 3. 冬の結露対策は“換気計画”と“調湿材”で!
新築直後の住宅は木材や建材の水分で湿気が多く、冬場の結露リスクが高まります。
👉 第一種換気システム(全熱交換型) を導入すれば、室温を保ちながら湿度を調整可能。
👉 さらに、調湿効果のある壁材(珪藻土クロスなど) を採用すると、生活の湿気を吸収・放出して安定した環境を保てます。
🏠 セイコーホームでは、「今の快適さ」だけでなく「完成後すぐの冬の住み心地」まで見据えて設計・施工しています。秋完工予定の方は、ぜひ参考にしてくださいね(^^)